今も当時も、思えばツインレイの彼のどこを好きになったのか・なぜ好きになったのか分からない。
弱くて一人じゃ何もできないのに、完璧になろうと強がってて。
他人の気持ちがちっとも分からなくて、いつも視点や意見が周りとズレズレで。
日本語じゃなくて「自分語」でしゃべるから、主語がなくて理解不能な言葉がありすぎて。
そんな風に周りから思われてることや知らぬ間にフォローされてることに気づけてなくて。
せっかく周りからたくさん愛されているのに、愛情を跳ね返していて、跳ね返している自分に気づけていなくて。
そんな、ポンコツでおっちょこちょいな人。
待ち合わせをするたびに、見てて分かるくらいそわそわしてて。
好意を言葉では示してくれないのに、目が合うと目元も口元も緩みっぱなしで。
周りから見たらわたしへの好意がダダ漏れなのに、当の本人はきっと自分が恋をしていることにすら気づいてなかった。
そんな、初恋の中学生みたいな分かりやすい人。
そんな、鈍くてポンコツで弱点だらけの人。
だけど、そんな彼が好きだった。
長所ではなくて、好きだったのは他人からみたら全部、短所に思えるようなところ。
本人が受け取れなくて跳ね返しているだけで、彼は人に愛される才能に溢れた人だった。
周りの人は彼の弱さや欠点に気づいているのに、彼本人だけがそれを認められていなかった。
認めるだけでいいのに。それを素直に外に出すだけでいいのに。
そうしたら、もっと助けてもらえるのに。もっと愛してもらえるのに。
わたしも、私以外の人も、もっと彼を支えられるのに。
差し伸べた手を、どうして跳ね返すんだろう。
短所こそ、長所で。
自分にも周りにも嘘をつき続けて、分厚い鎧を纏って、
近づくと諸刃の剣で周りの人を傷つける。
そんな彼ではなくて、
ありのままの彼で、居てくれたらいいのにな。
居場所がなくて苦しそうな彼。
両手を広げて待っている人や守ってくれている人が、
周りにたくさんいることに、気付いてほしいな。
彼が選ぶ人や場所が、わたしと関係のないところでもいい。
ただ、幸せでありのままで笑っていてほしい。
そんな想いが、届いているといいなぁ。
*I for me♡マイセルフケア~あなたはあなたのために。私は私のために*