ツインレイ

ツインレイ*彼と私の物語②

「ここにいます」と某大手チェーンのカフェのリンクを送ってきた彼。

 

店内に入ると、どことなくぐったりとした姿勢で座っていた彼が、私をすぐにみつけて立ち上がった。

少し照明が暗かったせいか、彼はなんとなく黒ずんでモヤモヤとしたオーラに覆われているように見えた。同時に、彼の周りがなんとなく白く光っているように見えた。

 

待ち合わせをしたカフェは満席で、狭い店内に人がごった返していた。

 

「この近くに、打ち合わせでたまに行くカフェがあるんですよ。席が結構ゆったりしてるので、そっち行きます?」

私は彼にそう提案し、一緒に別のカフェに移動することにした。

 

(なんだか、写真と印象が全然違うなぁ。facebookでは顔が死んでたけど、実物は普通にイケメンさんだ)

(背が高いなぁ~。足長くない?スタイルおかしくない?)

 

ほどよく筋肉のついたスラっとした長身男性。

顔も体型もいかにも”スポーツマン”という雰囲気の彼は、理学療法士の資格を持つ起業家だった。

 

思えば、その日彼と入ったのは「ノア」というカフェ。ノアと聞いて浮かぶのは、「ノアの箱舟」の話。

 

旧約聖書の創世記に出てくる舟。神が人類の堕落を怒って起こした大洪水に際し、神の指示に従ってノアは箱形の大舟をつくり、家族と雌雄一対のすべての動物を引き連れて乗り込み、そのため人類や生物は絶滅しなかったという。

コトバンクより引用)

 

ツインレイの出逢いの場所には社会的使命や”暗示”があるというけれど、ノアの箱舟がこれからの社会につながっているのではないかと思うと、少し恐怖を感じる。

 

とにもかくにも、私と彼はその「ノア」に入り色々と話をした。

落ち着いた様子で話す彼は、どうも表面的なことばかりを話しているように思える。

 

(ビジネスの世界で生きる、論理思考の男性だな~こういう人いるよな~)

私は可もなく不可もなく話を合わせていたため、そのとき何を話したか、今ではほとんど覚えていない。

 

この日は彼と二人で話したあと、彼が主催するワークショップに参加する予定だった。

しかしそこで事件が起きる。

 

彼がワークショップを開催する予定だった会場が、日付を一日間違えていて予約できていなかったことが判明したのだ。