ツインレイ

ツインレイ*彼と私の物語⑥

 

(今までの流れからすると、きっと遅刻するんだろうなぁ~笑)

彼の指定時間より少し早めに上野に到着した私は、これまでの度重なる彼のスケジュール管理能力の抜けっぷりから遅刻してくることを想定し、のんびり時間を過ごすためひとり公園に向かった。

 

「すみません!思ったより前の予定が押して・・・今から猛ダッシュで向かいます!!」

待ち合わせ時刻が近くなると、予想通り彼からメッセージが入る。彼のようなタイプの人は周りにいるし、その時点では恋愛感情のかけらもなかったため「ここまで来ると面白いなぁ。生活するのに大変だろうなぁ」と、なんの感情もなくただそう思った。

 

「お待たせしました・・・!」

キャリーケースを引きながら早足で現れた彼と、待ち合わせ予定から30分後以上経って合流すると、私たちはそのまま彼が行きたいというアメ横へと向かう。

 

「(リハビリの)利用者さんの練習用に、殻付きのくるみが欲しくて・・・」

「あとスポーツシューズ・・・」

 

彼の完全に私用全開な買い物に、ただただ付き添う私。

(あれっ、私、一緒に買い物する必要なくない?結局なぜ呼び出されたんだっけ?昨日の埋め合わせ的な話じゃなかったっけ?)

と、ひたすら「???」マークが頭に浮かぶ。昨日の初対面と同じく、相変わらず距離が近い彼。今思えばあの日の彼は「スタイルいいよね~」「運動オンチなんだ~可愛いなぁ~」と、”合コン後の初デート男子”ばりのベタな発言を繰り返していた。

 

(奥さん亡くしたばっかりなのに、チャラい人なのかなぁ~)

(元々浮気とかいっぱいして、奥さん泣かせてたのかな?モテそうだし・・・)

トキメキよりも懐疑的に、客観的に彼の言動を分析している自分がいた。

 

買い物は早々に終わり、お互いに次の予定まで少しだけ間があった。

私はこの日の2週間ほど前にたまたま入ったカフェのことを思い出し、彼とそこに行くことにした。

やはりそれも不思議な必然を感じる出来事だけど、2週間前に一緒にカフェに入ったのは占い師をしている大親友。

 

そのとき、私は直近の仕事運・金運・恋愛運などを占ってもらったのだが、そのとき「次の(恋愛対象の)人、すぐ現れるよ」と言われていたのだ。

彼は今まで私が好きになってきた男性とはまったく違うタイプだったため、その占いの相手がまさか彼だとは、そのときは夢にも思わなかった。

 

けれどその占いから2週間。不思議なことに、その親友に占ってもらったのとまったく同じ席に、彼と私は並んで座っていた。

 

関連記事