「忙しい看護学生さんの勉強を少しでも楽にできたらいいな」
「事前学習・実習・国家試験対策に役立つ情報が気軽に調べられたらいいな」
そんな思いから「毒茄子(毒ナース)」は生まれました。
毒茄子の勉強部屋では、
「手元に教科書がないけどちょっと検索して見たい情報がある」
「レポートにまとめるときに参照したい」
といったときに教材・ノート代わりに活用して頂けるものを目指しています。
今回は【高齢者の身体的・心理的・社会的特徴】について。
高齢者の身体的特徴
①筋力 | 上肢に比べ下肢の筋力が低下しやすい。 歩幅が小さくなり、すり足歩行。 前傾姿勢で上肢の振りは小さい。 |
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②平衡性 | 立ち直り反応の低下、重心動揺の増大により、平衡感覚が衰える。 | ||
③持久力 | 予備能力の低下、回復力の低下により、持久力が低下する。 | ||
④全身協調性 | 視覚、平衡性、筋力の低下により、体全体をうまく動かす機能が低下。 | ||
⑤視覚 | 水晶体の調整力の低下による老視。 水晶体の混濁による白内障。 暗順応の低下。 視野狭窄。 |
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⑥聴覚 | 高音域の聴力の低下。 老人性難聴(主に感音性難聴)。 |
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⑦味覚 | 塩味を感じにくくなる。 | ||
⑧嗅覚 | 味覚よりも加齢の影響を受けやすく、低下する。 | ||
⑨皮膚感覚 | 温度覚、触覚、痛覚等の皮膚感覚が低下。 | ||
⑩骨 | 加齢による骨量減少による骨粗鬆症。 特に女性では閉経によるエストロゲン減少により骨量減少が進行。 |
高齢者の心理的特徴
・想像力、理解力、洞察力、判断力は保持されるが、記銘力、想起力は低下しやすい。
・知的能力の低下は個人差が大きい。
・心理的に不安・失望感・孤独感を抱きやすい。
・環境の変化に対する適応力が低下する。
高齢者の社会的特徴
・社会的役割の変化(仕事の引退、親役割の終了、孫の誕生など)
・喪失体験(親族、友人との死別など)
・経済力の低下
管理人は第105回看護師国家試験受験者です。そのため記事に掲載されているのは、管理人が看護学生だった当時にまとめていたノートやレポートからの情報です。
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