取材時期:2018年5月
未来な明日に向かって、自分らしい生き方や働き方を創造する看護師や個人・団体を紹介するコーナー【ミライナース】。こちらの記事は、前身となったウェブメディア【ミライナース】より記事を移転しています。
人に優しくなれる・・・!
「生きていることがつらい・・・」
「この悩みを誰に相談したらいいか分からない・・・」
「馬鹿にされたらどうしよう・・・」
みなさんは、誰にも言えない悩みを抱えて苦しんだことがありますか?
思い悩み夜も眠れず、体のあちこちに不調が現れるようになってきた・・・
それでも頑張り続けなければならない・・・そんな日々を過ごしたことはありませんか?
そんな中ご紹介するのは、不眠症改善アドバイザー・心理カウンセラーとなった一人の女性です。
誰よりも自分自身が辛い経験を重ねてきたからこそ届けたい、心のケアの大切さ。今回は、溢れる優しい想いで「こころの予防医学」を届ける女性を紹介します!
Contents
こころの予防医学を日本中に広める!不眠症改善アドバイザー・心理カウンセラー田倉さとみさん
落ち着きますね~♪
今回紹介するのは、女性専門不眠症改善アドバイザー・心理カウンセラーの田倉怜美(さとみ)さん。
さとみさんは自身がいじめ、セクハラ、パワハラの三重苦を経験し苦しんだ経験から心理の道へ。
心理ケアや不眠症改善の専門家として個別カウンセリング相談やセミナー、ライター業など幅広く活動しています。
2017年にはTBSテレビ「好きか嫌いか言う時間」などメディアにも出演、初となる書籍を出版するなど幅広く活躍しています!
さとみさんの処女作「こころの予防医学」好評発売中♪
自分はなぜ生きているんだろう?いじめ、セクハラ、パワハラ・・・苦しみ続けた過去
つらくて苦しくて、だんだん笑うことができなくなっていきました・・・。
「うわ~コイツの隣の席、最悪!」って席替えで大きな声で言われたり、シカトは当たり前で。
毎日着替えが汚されていたり、いじめっ子にお金取られたり・・・
優しかった人も急に態度が変わったりするので、子供の頃から他人が怖くて怖くてたまりませんでした・・・。
私は社会人になってからもそういうことがあって、冷蔵庫に入れてたものが勝手に開封されてたり消えてたり・・・。
出勤したらデスクがなかった、なんてこともありました。
だけど業績が上がったら手のひらを返したように、周りが機嫌を取ってくるようになって・・・。
そういうことがあると周りの人を信用できなくなりますよね・・・!
わたしは会社員時代はいじめはなかったけど、言葉のセクハラは結構ありました。
「今日の下着何色?」とか「明日水着で出勤してこい」とか・・・相手は冗談のつもりだったかもしれないけど、すごく傷つきましたね・・・。
いじめに傷つき、休日もいじめっ子に会うのが怖くて外出できなかった学生時代・・・。
アルバイト中に身体を触られ、相手が店長であったことから誰にも相談できず悩み苦しんだ過去。そして勇気を出して相談した恋人から「なんで触らせたの?!」と言われ、さらに傷ついた辛い思い出・・・。
成績至上主義で業績が上がらなければ「給料泥棒」と言われ、席や私物を消されたこともある社会人での経験・・・。
小学校時代から社会人になるまで、いじめ・セクハラ・パワハラなどを辛い経験をしてきたさとみさん。
深く傷つき、悩み、苦しんだ日々。
さらに当時、勇気を出して相談した恋人や友人に否定され、余計に苦しみふさぎ込んでしまったことも・・・。
「なぜ生きなければならないんだろう」
「幸せってなんだろう」
「自分はなんのために働くんだろう」
さとみさんは自らが深く苦しんだ経験から、「生きる意味」「自分らしく生きる方法」を模索。
独学や大学での学びを経て日本心理学会【認定心理士】、日本健康心理学会【認定健康心理士】などの資格を取得し、心理カウンセラーへの道を歩み始めます。
カウンセリングをもっと身近に!誰にも相談できない悩みや苦しみを打ち明けられる環境をつくりたい
日本では「カウンセリングはこころが弱いから受けるもの」という認識が未だに残っています。
わたしも人を信じることができずに大人になったので「助けてほしいのに、助けを求めることが怖い」という感覚をずーーーーっと持ち続けていました・・・。
早くから相談できる環境があれば改善できたはず。
けれど数年・数十年抱え続けた末のこころのケアは簡単ではありません。
わたしは一人で抱え込んで我慢して我慢して・・・限界が来て仕事も日常生活もままならなくなり、心療内科に駆け込みました・・・。
その当時一緒に暮らしていた恋人がいましたが・・・相手に苦しんでいることを言えず、言えない自分にも苦しみました。
仕事に行けなくなり休職しましたが、家から一歩も出られない日もあり必要な通院にも行けない・・・そんな生活をくり返しました・・・。
自分も他人もお互いに受け入れ合える環境を作れたら・・・
悩み苦しんでいる人が深刻な状態になる前に相談できるように・・・予防の段階からのカウンセリングを広めたいんです。
深刻な心の病、自殺・・・それは突然起こるものではなく、悩み・苦しみ、自己嫌悪や自己否定を繰り返した末に引き起こされる結果です。
「相談したくても、できない風潮・環境」
「”相談できない自分”がさらに自分を追い詰める」
「”苦しみに苦しむ”という悪循環」
生きづらさを抱え葛藤する・・・そんな行き場のない苦しみを身を持って知っているさとみさんは、
「カウンセリングを生活の中でもっと身近なものにしたい」
「予防行動を学べる環境づくりを広めたい」
そう願い「こころの予防医学」を普及するために活動し続けています。
つながる心と体の健康!心に寄り添い自分らしく幸せに生きる人を支え続けるさとみさん
日本でも“問題が起こってからの対処方法”ではなく”予防”や”自己成長”のために、カウンセリングや心理学習がもっと身近なものになってほしい・・・私はそんなふうに考えています。
■一次予防
・大きな悩みはなく、深刻な問題を抱えているわけではない状態
・自分がより良くなるために受けるカウンセリング
■二次予防
・問題や悩みがあり風邪を引いて町医者へ行くように、早めにこころのケアを受けられる
・症状は比較的軽く、数回のカウンセリングで健康な状態へ改善できる
■三次予防
・数年・数十年と悩みを抱え「何をしても楽しいと思えない」「仕事に行けない」など生活に支障をきたした状態
・長年の積み重ねの末に起こるため、改善は容易ではない
・医療やカウンセリングによる、継続的なこころのケアが必要
さとみさんは一次・二次の段階からカウンセリングを受ける人が増え、つらい状態になる前に予防・改善できる人が増えるよう活動・情報発信を続けています。
私が保健委員で、保健室登校をしてる子と会って・・・「本当は教室に行きたい」「友達がほしい」というその子の力になりたくて。
その子のサポートを続けた結果・・・授業に出られるようになったり修学旅行にも行けるようになったんです!
わたしは自分が辛かったとき、自殺寸前になるまで他人に助けを求められなかったです・・・。
自分が悩んでいた頃にそんな風に受け入れてもらえる人がいたら、深刻な状態にならなくて済んだかも・・・。
でも続けていくうちに、だんだんとクラスメイトや先生の反応が変わって味方が増えていったんです!
私自身、こうしてカウンセラーとして自立するまでに、何度も心が折れそうになりました・・・。
それでもこれまで続けて乗り越えてこられたのは、そのときの経験があったからだと思います。
そんな過去があったからこそ今のさとみさんがあるんですね・・・!
自分の体験だけだったら、途中で挫折していたかもしれません。
苦しんでいる人が生きづらさから解放されて、自分らしく幸せに生きられるように・・・私は「こころの予防医学」を世に広めています!
さとみさんは現在ブログ、facebookを中心に情報を発信。
女性専門不眠症改善アドバイザー&心理カウンセラーとして、ココロとカラダの両面から総合的にみる健康問題、心理ケア、不眠症・生活改善のためのアドバイスを行っています。
著書紹介:こころの予防医学~偽りの仮面を投げ捨てて自分らしく生きる方法~
「心と体はつながっている」って最近よく聞きますよね。
だから、目に見える症状だけでなく根本にある原因をみつけて解決に導く人が必要なんですよね~
心に問題を抱えていても、精神的に不安定になる人もいれば身体症状が強く出る人もいる。
生活習慣やストレス・・・様々な要因が重なって起こるのが「症状」
その人に合った改善方法をみつけて心も体も改善できるように・・・私は心に寄り添うサポートを心がけています。
いじめ・セクハラ・パワハラ・・・自分自身が辛い経験をしたからこそ志した、心理・メンタルケアの専門家としての道。
「自分と同じように苦しむ人を減らしたい」
「ひとりひとりに合った健康な生活・幸せな生き方を見つけられるようサポートしたい」
「深刻な状態になる前に、相談できる環境をつくりたい」
「こころの予防医学を広め、心身のセルフケアができる人を増やしたい」
さとみさんは人生に苦しむ人の心に寄り添い、「こころの予防医学」をたくさんの人に普及しています。
その思いやりと優しさで、たくさんの人の心に寄り添い支え続けるさとみさん。
わたしはそんなさとみさんの健康と幸せを応援していきます!
あなたの健康と幸せを願っています!
掲載情報は取材日時点のものです。最新の活動については、紹介者のリンク先・SNS・HP等よりご確認ください。
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