呼吸器・循環器

【看護学生向】基礎看護技術:持続的吸引(胸腔ドレナージ)

「忙しい看護学生さんの勉強を少しでも楽にできたらいいな」

「事前学習・実習・国家試験対策に役立つ情報が気軽に調べられたらいいな」

そんな思いから「毒茄子(毒ナース)」は生まれました。

 

毒茄子の勉強部屋では、

「手元に教科書がないけどちょっと検索して見たい情報がある」

「レポートにまとめるときに参照したい」

といったときに教材・ノート代わりに活用して頂けるものを目指しています。

 

今回は【持続的吸引(胸腔ドレナージ)】について。

目的

胸部外傷・気胸・血胸・胸水などで肺の圧排が認められる場合に適用される。
胸腔内を陰圧に保ちながら、貯留した胸水などをドレナージするために行われる。

必要物品

・接続管
・排液管
・胸腔ドレナージバッグ
・吸引器

援助の実際

患者への説明

胸腔ドレナージ挿入中は体動などが制限されることを説明する。
歩行も可能であるが、バッグの管理のために注意が必要であることを説明する。

 

実施方法

[1]胸腔ドレーンバッグの準備

(1)連結チューブコネクタから水封室に、滅菌蒸留水を30ml注入する。
(2)吸引圧制御ボトルに、滅菌蒸留水を指示された設定圧の高さまで入れる。
(3)連結チューブを吸引圧制御ボトルの差し込み口に接続する。
(4)吸引ポンプ接続チューブを吸引器に接続し、吸引圧を上げ、水封室内に気泡が出ることを確認する。
(5)ドレーン接続チューブをドレーン用鉗子でとめておく。

 

[2]ドレーン留置中の管理

(1)水封室にエアリークがないかどうか観察する。
(2)挿入部は清潔に保ち、感染を予防する。挿入部位の皮膚のトラブルの有無、皮下気腫の有無を観察する。
(3)ドレーンの固定や接続部のゆるみを観察する。 吸引圧が正しいか、吸引圧制御ボトルに持続的な気泡があるかを観察し、吸引機能を確認する。
(4)水封室の水面は呼吸に伴い上下に動く。この動きが止まっている場合は、ドレナージが適切に行われてない。動きを観察し、ドレーンの閉塞がないか確認する。
(5)ドレーンのねじれ・屈曲などにより閉塞がおこる場合がある。必要時にはミルキングを行い、凝血塊などを除去する。
(6)ドレーンからの排液の量、排気の程度を観察する。経時的なモニタリングを行い、排液の量や性状に急激な変化があった場合は医師へ報告。
(7)体動時・移動時には、抜去に注意するとともに、ドレーンバッグを刺入部より上に持ち上げない。上に持ち上げると、逆流が生じ、感染をおこす危険がある。

 

留意点

(1)感染予防のため、無菌操作を徹底する。
(2)ドレーン挿入部がゆるむと、気密性が保てなくなるため、ドレーンの固定を確実に行う。

 

 

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