取材日:2018年3月
未来な明日に向かって、自分らしい生き方や働き方を創造する看護師を紹介するコーナー【ミライナース】。こちらの記事は、前身となったブログ【ミライナース】より記事を移転しています。
きちんと目を向けていますか?
みなさん、今のご自分の健康に自信はありますか?
毎日に幸せを感じていますか?
「なんとなく調子が悪いけど、病気ってほどじゃないし・・・」
「将来の病気は心配だけど、医療は日々進歩してるし。まぁなんとかなるでしょ~」
「でも・・・なんとなく不安・・・。子供産める?生活習慣病は大丈夫?」
心のどこかで健康への不安を抱えながら、そのままにしてモヤモヤと過ごしていませんか?
そんな中で今回ご紹介するのは、予防医学を学び伝える看護師の女性です。
自身の経験や、看護師として働く中での気づきから「本来の健康」のあり方を伝えるようになった彼女。今回は、そんな”予防医学士ナース”の溢れる思いやりの心をお届けします♡
Contents
健康寿命を伸ばし価値ある生き方を!予防医学を伝える看護師・竹内衣里さん
マイさん、今日は来て頂きありがとうございます~!
よろしくお願いします♡
わ~、ここめっちゃキレイなスタジオですね~~~♡
今回紹介するのは、【働く女子のためのかかりつけ予防医学士ナース】として活躍する、竹内衣里(えり)さん。
看護師、保健師、予防医学士、人間ドッグアドバイザー、レイキセラピストなど多くの資格を保有する衣里さん。
看護師歴10年で7,000人以上をみてきた経験を活かし、生活に寄り添う”かかりつけナース”として一人ひとりに合わせた生活改善プランを提案しています!
人と関わるのが苦手だった過去。”人を支え寄り添う人”を目指し看護の道へ
すごく自分に自信がなくて・・・。
全然そうは見えないけど・・・
って、そういうわたしも昔は根暗で、超~~~人見知りでした!
わたし、人が怖すぎて「人と関わらなくて済みそうだから」という理由でIT企業に就職したんですよ!パソコンに向かってればコミュニケーション取らなくてもいい仕事なんじゃないかと思って(笑)
衣里さんは、人が苦手だったのにどうして看護師を目指したんですか?
その中でも看護師の叔母が素晴らしい方で、いつもテキパキしていてとても気配りのできる方だったんです。
看護師って”人に寄り添う素敵な仕事”なんだって子どもながらに感じていて・・・
そういう人が周りにいたことが、看護師を目指すきっかけになりました。
小学生時代、コミュニケーションが苦手でクラスに馴染めなかったという衣里さん。
挨拶すら緊張してしまい、うまく返せない・・・。人と話すことが苦手で、周りから自分を否定されるような発言をされることも・・・。学校生活では不安や孤独感を感じていたそうです。
その塾では【いい人になろう】っていうのをスローガンにしてたんです!
「どんなに立派な職業ですごい学歴だとしても、嫌なやつになるな」って。
それで、私は「いい看護師になりたい」って思ったんです!
看護師になったら、人と関わることが苦手な私も対人関係を深められるんじゃないかな、医療の進歩に合わせて生涯学んで成長していくっていいなって・・・そんな風に思ったんですよね。
衣里さんが看護師に興味を持ったきっかけは“身近にいた看護師”の存在。
そこから自分で看護師という仕事を調べる中で、興味が膨らんでいったそうです。
自身がコミュニケーションが苦手だからこそ「自分が弱いからこそ、人に寄り添える人になりたい」という想いを抱くようになった衣里さん。”看護師になりたい”という気持ちが徐々に大きくなっていきます。
衣里さんは高校卒業とともに看護大学に進学。看護師・保健師の資格を取得し、病院で看護師として働き始めます。
医療に委ねられがちな人の生死。”病気になってからの治療”に抱いた疑問
でも2~3年目のときかな。当時鍼灸師だった主人の紹介で、薬を使わない薬剤師さんにお会いしたんです。
それまで西洋医学の世界・薬を使う医療が当たり前だと思っていたので、すごくビックリしました。
でも、知らなかったけどこんなに薬に頼る医療って日本くらいなんですよね。
いかに知識がなく、自分の健康に対して受身だったか・・・あとになって気付かされました。
その人の積み重ねた生活習慣が症状として現れるのが病気・・・。
その”結果”に対症療法として薬を使っても、”原因”に目を向けなければ根本的な解決にはならないんですよね。
症状や治療が辛い・・・。家族もいなくて寂しい・・・。そんな方がたくさんいました。
そんな状態で生活制限を強いられて最期を迎えるのって、どうなんだろうって感じていたんです。
死を迎える中でも、できる限りのことがしたい・・・。最期を後悔ではなく、納得して幸せに迎えられるような看護がしたいと思いました。
そして“苦痛をどうやって緩和するか”だけではなくて「もしこの人に10年前に会っていたら?」「苦痛にならないようなカラダとココロづくりを伝えられていたら・・・?」って考えるようになったんです。
病院の外の世界を知ってから、病院の医療って正しいことばかりじゃないのかな?って疑問を持てるようになって。気づきから視野が広がっていきましたね。
病院にいた頃、高齢になってこんなに辛い思いをしてまで受ける治療ってなんなんだろう?って何度も思いました。
そして超高齢の方であっても、死を受け入れていない方が多いことが驚きでした・・・。
病院の医療ももちろん必要だけど・・・死が近づくまでにできる限り健康でいられる生き方をして、最期は好きなことをして楽しく過ごしたほうがいいんじゃないかなって思うことはたくさんありました。
病院に就職し、順調に看護師としてのキャリアを重ねていった衣里さん。
仕事にやりがいは感じていたものの、患者さんとの関わりや“医療に頼らない健康管理”を実践している人たちとの出会いから医療への疑問も抱くようになっていきます。
それから、看護師としての仕事を続けながら“予防医学”を学ぶようになったそうです。
結婚、出産。ライフステージの変化とともに見つめ直す、自分と大切な人の健康
特に食事にはすごく気をつけるようになりました。自分や夫が食べるもの、子どもに食べさせるもの・・・。
色んなことを調べて実践して・・・一時期は「健康オタク」みたいになりました。
結局頑張りすぎて、それがストレスになって疲れてしまって・・・。
あれもダメ、これもダメ、って思ってストイックにやっているとすごく疲れる気がします。
逆にストレス溜まって不健康になってるんじゃないかって思う方、いますよね(笑)
添加物とか気にし始めたらきりがなくて・・・スーパーで買う野菜の農薬や肉に使われる抗生剤も避けてました。
でも、全食品をオーガニックにしようとしたら経済的にも大変で・・・買える場所も限られるから自分も苦しくなっちゃう。
だから多少の添加物も受け入れて、いいものをきちんと取り入れて。バランスが大事かなって。
気をつけなきゃいけないことはたくさんあるけど・・・やりすぎも心の毒ですね!
衣里さんは予防医学を学ぶようになり、病院から診療所の総合診療科へ転向。
外来、訪問診療、保健指導などに携わったものの、やはり薬に頼ることが主流な日本の医療への疑問はふくらんでいきます。
そして忙しい日々の中、自分の健康に目を向けられていないこともあったそうです。
そんな日々の中で衣里さんの一番の転機となったのは出産。
「食べたもので人はできている」
子供の成長をみていく中で、口にするものが将来に与える影響についてそれまで以上に真剣に考えるようになった衣里さん。一時期は家族を思うあまり、食事に神経質になり疲弊してしまったことも。
食べるもの、日々の過ごし方、そして心のあり方・・・。
衣里さんは学びや自らの体験を経て、正しい健康知識を実践することはもちろん、完璧でなくても「楽しい」「幸せ」と感じることも大切だと考えるようになったそうです。
自分を満たしてこそ人を幸せにできる。看護師にこそ伝えたい”健康管理””セルフケア”
(この日開催されたのは、衣里さんが開催している看護師向けの健康料理セミナー♪
「夜勤明けの看護師でもパワフルに♡」タンパク質たっぷりの予防医学メニュー♪)
わたし、会社員から看護師に転職してビックリしました・・・。
健康のプロのはずなのに不健康?!って(笑)
患者さんに尽くしすぎて、自分を犠牲にしてまで頑張ってしまう・・・。
忙しい中で「看護師向いてない」「自分ができないから」って自分を責めて精神的に病んでしまう方も多いですよね・・・。
そして心身ともに疲弊して・・・。
体力的にも激務だけど、心が疲れている方も多い気がします・・・。
わたし、子供の頃から人が苦手でそのまま大人になったから、会社員時代にうつ病になって・・・。
「自分には価値がない」「自分はきっと何をやってもダメなんだ」って思い込んで苦しんでいました。
だから元気になって看護師に転職して、自己評価の低い看護師の多さにビックリしました。
私もすごく人が怖かったから。
実は人前で話すことに抵抗がなくなったのって、つい最近で。前まではすごく緊張したり、終わったあとに泣いてしまったり・・・。
そういう心の状態って、すごく健康状態に関係しているんですよね。
だからナースにこそ、もっと健康管理を伝えたいです。自分を満たして、ちゃんと自分を幸せにしてあげてほしい・・・!
自分自身のセルフケア、自己肯定・・・。いつもイライラしたり疲れてる人より、満たされていつも笑顔な人に見てもらいたいですもんね。
人の健康をサポートするために、まずは看護師が元気じゃないと♪って思います!
患者さんの健康に寄り添いながらも、自分自身の健康をおろそかにしがちな看護師。
忙しい業務、24時間体制の交替勤務でかかる身体的負担。厳しくなりがちな人間関係、病気の人との関わり・命と向き合うプレッシャーによる精神的負担・・・。
看護師を目指す人には、優しく思いやりが強い方、生真面目でストレスを溜め込みやすい方が多い・・・わたしはたくさんの看護師にお会いする中でそう感じていました。
「人が苦手だったからこそ、人に寄り添える人になりたい」そんな想いで看護師を目指した衣里さんも、そのひとり。
「患者さんにも看護師にも、健康で幸せでいてほしい。人生を楽しんでほしい」
「患者さんを元気にするために、まずは看護師に健康で幸せに過ごしてほしい」
自分自身が心も体もつらい時期を経験し乗り越えてきたからこそ・・・そこには衣里さん自身が気づき満たされたからこそ溢れ出る、人への深い思いやりの心が込められています。
楽しみながら健康に!自分で生き方を選べる人を増やすために、寄り添い気づきを届ける衣里さん
正しいことを完璧にやろうとしても、結局ストレスになるし続かない。
なので私は“正しいこと7割・楽しいこと3割”って思って生活しているし、アドバイスでもそれをお伝えしています♪
続けられることが大事ですよね♪
気づきやきっかけを届けられるようなサポートを大切にしています!
看護師として、妻・母として「家族で生涯を通して相談できる場をつくりたい」と考えている衣里さん。
現在は、健康・美容・ファスティングなど”毎日の生活”に関わる個別健康相談、健康セミナー・ブログでの発信などを中心に活動しています。
・体質改善相談(オーダーメイドの食事・栄養指導)
・肌質改善相談(肌の機能を高めるケア方法、スキンケアの選択・適正量のアドバイス)
・ファスティング(短期集中、体質、肌質改善)
衣里さんをもっと知りたい!相談したい!という方はブログから♪
「自分がきちんと健康にならないと卒業できない」という決まりがあって・・・(笑)なので学んでいる人は多いけど、認定講師になった人は多くないんです。
でもおかげで本当に健康になって・・・昔はたくさんあった自分の“不定愁訴”がゼロになりました!
【不定愁訴】ふていしゅうそ
漠然とした身体の不全感があり,動悸,息ぎれ,発汗,めまい感,頭痛,吐き気,食欲不振,不眠,手足のしびれなどを訴えるものをいう。心臓疾患,高血圧,消化器系疾患,甲状腺機能障害をはじめとする内分泌疾患などのさまざまな器質的疾患の初期においてみられることがある。また鬱(うつ)病などでもみられる。したがって,これらの疾患の可能性を考えて鑑別しなければならない。一方,特別な疾患なしに上記のような漠然とした体の不調を訴えるものもある。
(コトバンク「不定愁訴」解説より引用)
わたし、頭痛とか冷え性とか・・・地味~~~な不調はちょくちょくありますっ!
薬に頼らない「カラダ」「ココロ」はつくれます♪
体質だから・・・歳だから・・・と諦めず、一度相談して欲しいです♪
「病気になってから治すのではなく、病気になる前に予防すること。
カラダ・ココロ・スピリチュアルが整い、バランスが取れている状態が”本来の健康”」
衣里さんはそう考え、予防医学を「価値ある生き方」として多くの人に伝えています。
病気になってから結果にアプローチする医療では、病の根本を治すことは難しいものです。
働き方・価値観・食べるもの・住む場所・・・すべてが多様化してきている今、
「健康は与えられるものではなく、自分の生き方によってつくられる」
という本来の健康のあり方が、少しずつ社会にも浸透してきています。
自分で気づき、選び、整える。衣里さんは、たくさんの人にそのためのきっかけを届けています。
大切な人の健康を本気で願い、ひとりひとりの健康づくりに寄り添う、予防医学士ナース衣里さん。
わたしはそんな衣里さんの健康と幸せを応援していきます♡
あなたの健康と幸せを願っています!
掲載情報は取材日時点のものです。最新の活動については、紹介者のリンク先・SNS・HP等よりご確認ください。
■当サイトの免責事項について
当サイトでは、実際にお会いして信頼できる方のみ紹介記事を掲載していますが、紹介者の提供するサービスに関しては各自の判断・責任のもとでご利用願います。健康・サービスに関しては”これは絶対に誰にでも合う”というものはありません。ご自身に合う情報やサービスを見つけるツールとして当サイト・各記事情報をご活用ください。当事者間でのトラブルに関しては運営では一切の責任を負いません。