取材日:2017年11月
未来な明日に向かって、自分らしい生き方や働き方を創造する看護師を紹介するコーナー【ミライナース】。こちらの記事は、前身となったブログ【ミライナース】より記事を移転しています。
明るいムードメーカー♡
みなさんは、“病院の救急科”というとどんなことをイメージしますか?
そこは生きるか死ぬかの最前線・・・殺伐とした空気が漂い、一刻を争う場所・・・。自分が運ばれるのも家族が運ばれるのも避けたい場所だと思います。
そんな過酷な現場で働く人って近寄りがたそう・・・そう思うかもしれません。
今回はそんな救急科のイメージを覆す?!救急医療の現場で日々患者さんに真摯に向き合いながら、“救急に来ない生き方”までも追求する“カッコイイ!”、”けどちょっと残念?!”そんな男性看護師を紹介します!
Contents
救急看護のスペシャリスト!ダンサーナースマンと吉祥寺で待ち合わせしてみた
どうもっす!おねしゃーっす!
なんか・・・イキの良さそうな奴きた!
今回紹介するミライナースは、都内の総合病院の救命救急センターに勤務する男性看護師の松岡遼平さん(通称・まっつん)。
認定看護師制度(高度化し専門分化が進む医療の現場において、水準の高い看護を実践できると認められた看護師)の中の「救急看護認定看護師」の認定を受けた救急看護のスペシャリストです。
ダンスが趣味だというまっつんは、仕事以外にも職場で運動会を企画したり、プライベートでも健康啓発のイベントにボランティアとして参加するなど、とてもアクティブなナースマンです!
あと街中でそのポーズやめてwww
(とりあえず・・・どこか店に入ろう・・・)
思い立ったらすぐ行動!ノリと勢いで看護師になった甘党ナースマン
パティシエやりて~って思った時期があったんすけど、現実的にキビシイかな~って。
クラスの女子が看護学校行くって話をしてるのを聞いて「あ、看護学校いこー」って思って進路決めました。
なに、その「なんとなく成り行きで」みたいな話は!w
テニスがやりたかったんで、食っていける仕事に就ければいっかな~って軽いノリでした!
うん・・・とりあえず・・・
ドヤ顔であんみつ食べるのヤメてもらえる?w
美味しそうにスイーツを食べながら語る甘党男子・まっつん。
子どもの頃からテニスが好きで、スポーツ一筋。そんなまっつんは「テニスを続けたい」という想い以外に進路は考えておらず、高校3年生のときに”看護学校に行く”というクラスメイトの会話を聞いて”とりあえず稼げそう“と思い看護学校に進学。卒業後は地元・富山の病院に就職したそうです。
(この子・・・ニュータイプだ・・・)
「それまでがどんなに幸せでも…」二人の患者さんの”人生の最期”に考えさせられた、人の生き方と看護のあり方
急に”人生ってなんだろう“”看護ってなんだろう“って考えるようになりましたね。
ノリと勢いで看護師になったものの、年頃の男子らしく仕事にプライベートにそれなりに充実した日々を過ごしていたまっつん。そんな彼の転機となったのは、ある二人の患者さんの「死」がきっかけでした。
一人目の患者Aさんは、いわゆる”普通の人生“を歩んできたであろうおじいさん。
穏やかなAさんのもとには毎日、家族の誰かが面会に来ていたそう。
二人目の患者Bさんは、いわゆる”お金持ちの人生“を生きてきたおじいさん。
家族が時々面会には来るものの、その話題は”遺産の話”ばかり・・・。Bさんはイライラしていることが多く、ワガママを言っては医師や看護師を困らせていたそうです。
どちらの患者さんも死が近い末期の状態で、そのまま病院で人生の最期を迎えました。
それまでどんなに幸せに生きてたとしても、最期に嫌なことばっかりだったら後悔だらけで死ぬことになるんじゃないかな・・・“死ぬ直前の時間”を幸せに過ごせるかどうかって、すげー大事なんじゃないかな・・・って。
人生の最期に関わることが多い職業として、どう患者さんと関わっていくべきか真剣に考えました。
そこから看護に目覚めていったんだね~~~
(あれっ、カットされてる?!)
最期を看取る看護も大事だけど、まず家族を守るために救急をしっかり学ぶべきかなって思うようになって。
一度地元を出て救急看護を学ぼう、って決めました!
(だんだん、いい話になってきたかも・・・)
エンピツを転がして上京?!今では救急看護認定看護師!人生は直感、運に任せても人生は拓ける
地元出て行きたいところが選べなくて。
最後に選択肢を絞ってエンピツ転がしたら東京が出たので上京してきました!
人生の大事な選択をエンピツで決める・・・。
そんな人、漫画の世界だけかと思ってました。
上京してからは救急一筋っす!
認定看護師は、看護師資格取得後5年以上の実務経験・認定看護分野で3年以上の実務経験があり、さらにその認定分野の看護師教育課程(6ヶ月615時間以上)を修了して初めて取得することができる資格です。
(いや・・・すごい資格なんだけど?!
ノリで取れるレベルの資格じゃない・・・!)
行動力の塊ってことは分かった・・・!
(ナントカと天才は紙一重・・・
天才なのかなこの子・・・)
一緒に乗ると別れるという井の頭公園のボートに乗る看護師の男と女
井の頭公園のボートにカップルで乗ると別れるジンクス知ってます?
なんで俺ボート漕いでるんすかね?
なんで俺、告ってもないのにフラれる感出されなきゃいけないんすか・・・!
他の記事の人と扱いが違いすぎる・・・!
ナースマンまっつん、32歳。2017年11月現在、彼女募集中です♡
救急に来る人を減らす!救急看護のスペシャリストだからこそ伝えたい、病院に来ない生き方
一見、ふわふわしたひょうきんなキャラクターのまっつんですが、熱い想いを持って日々看護師として働いています。
現在、ナースマンまっつんが考える看護には三つのビジョンがあります。
・救急看護・蘇生を究める
・蘇生した患者さんの人生の再構築を支援する
・そもそも救急で運ばれない生き方を伝える
そもそも救急搬送を減らす、っていうところにフォーカスしてる人って少ないんですよね。
それで生存期間は伸びても、後遺症で寝たきりや介護が必要な生活が続く・・・。
症例によるけど、医療技術の問題じゃなく加齢や生活習慣による結果かなって思うこと、現場でたくさんあった・・・。
心の準備ができていなくて、最期に後悔するなんて本人も家族も辛いじゃないですか!
さっきの患者さんの死に際の話とつながるね。
できるだけ健康でいられる生活習慣、そのときが来ても後悔しない考え・行動・・・伝えたいことはキリがない!
最近は、”毎日を大切に生きる”という視点から改めて生涯教育としての終活が注目されたりしています。
まっつんは救急医療・救急看護に真摯に向き合いながらも、『救急の必要性を減らす社会』を思い描いています。そのために”職員の健康から”と職場で運動会を開催したり、プライベートでも医療者と地域住民との交流イベントやスポーツイベントに参加するなど精力的に活動しています。
イジってごめん・・・本当は尊敬してる・・・!
ま、こんなキャラなんでイジられるのも歓迎っすよ~!
根底にあるのは「病院に来る人を減らしたい」「後悔のない生き方ができる人を増やしたい」という熱い想い。
救急看護師でありながら、看護師に捉われない視点や活動をするまっつん。
わたしはそんなまっつんを応援していきます!
あなたの健康と幸せを願っています!
掲載情報は取材日時点のものです。最新の活動については、紹介者のリンク先・SNS・HP等よりご確認ください。
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