「忙しい看護学生さんの勉強を少しでも楽にできたらいいな」
「事前学習・実習・国家試験対策に役立つ情報が気軽に調べられたらいいな」
そんな思いから「毒茄子(毒ナース)」は生まれました。
毒茄子の勉強部屋では、
「手元に教科書がないけどちょっと検索して見たい情報がある」
「レポートにまとめるときに参照したい」
といったときに教材・ノート代わりに活用して頂けるものを目指しています。
今回は【パーキンソン病】について。
パーキンソン病とは
・パーキンソン病は、中脳の黒室の神経細胞が変性し、線条体へのドパミンの供給が減少することで起きる
・原因は不明
・50~70歳代に発症することが多い
症状
パーキンソン病の四主徴(錐体外路症状)
①安静時振戦
②筋固縮
③動作緩慢(無動)
④姿勢反射障害
自律神経障害
・便秘
・起立性低血圧
・脂漏様顔貌
・排尿障害
その他
・仮面様顔貌
・すくみ足
・小刻み歩行
・前方突進歩行
・うつ症状、認知症症状
ホーン・ヤールの重症度分類
ホーン・ヤールの重症度分類 | 生活機能障害度 | ||
Ⅰ | 症状は一側のみ。日常生活にはほとんど影響なし。 | Ⅰ度 | 日常生活、通院にほとんど介助を要さない |
Ⅱ | 症状が両側にある。日常生活はやや不便だが可能。 | ||
Ⅲ | 姿勢反射障害がみられ、日常が制限される。自力での生活がなんとか可能。 | Ⅱ度 | 日常生活、通院に介助を要する。 |
Ⅳ | 重篤な機能障害があるが、歩行はなんとか可能。生活に一部介助が必要。 | ||
Ⅴ | 立つことが不可能。ベッド上または車いす生活。 | Ⅲ度 | 日常生活に全面的な介助を要し、歩行・起立不能。 |
ヤールのステージ
ステージ |
障害の程度
|
0 |
パーキンソニズムなし
|
1 |
一側性パーキンソニズム
|
1.5 |
一側性パーキンソニズム+体幹障害(neck rigidityなど)
|
2 |
両側性パーキンソニズムだが平衡障害なし
|
2.5 |
軽度両側性パーキンソニズム+後方突進あるが自分で立ち直れる
|
3 |
軽~中等度パーキンソニズム+平衡障害、肉体的には介助不要
|
4 |
高度のパーキンソニズム、歩行は介助なしでなんとか可能
|
5 |
介助なしでは、車椅子またはベッドに寝たきり(介助でも歩行は困難)
|
参考書籍・学生時代にお世話になった参考書/専門書たち
管理人は第105回看護師国家試験受験者です。そのため記事に掲載されているのは、管理人が看護学生だった当時にまとめていたノートやレポートからの情報です。
ご自身の学習に自由に活用して頂いて構いませんが、書いてある内容をきちんとご自分で確認し、各自の自己責任の元で活用をお願いします。
内容の不備・使用に関するトラブルについて、運営では一切の責任を負いかねます。